09 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 11

レオパルド・ゲッコーのお散歩写真

その辺の道ばたで撮ったお散歩マクロ写真など・・・

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Posted on --/--/-- --. --:-- [edit]

スポンサー広告  /  TB: --  /  CM: --

蝉を愛でる。 

Cicada
View Large
(camera: Panasonic LUMIX DMC-G1 lens:LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 flash: Olympus FL-36R flash diffuser:Omni-Bounce)

まずはじめに、こういう写真が苦手な方には申し訳ありません。(と言っても、見てしまってからでは遅いかもしれませんが・・・(^^; )

マクロで撮って楽しい被写体はいろいろありますが、この時期では個人的には何と言ってもセミです。
マクロの醍醐味は肉眼では見えない細かいものがじっくりと見られること、そして肉眼ではなかなか気がつかない造形的な面白さを堪能できることですが、セミはまさにその両者をとことん味わうことができる最高の被写体なのです。個人的には「お散歩マクロ被写体の帝王」の称号をあげても良いくらいだと思っています。

まず第一に挙げたいのは額の単眼。ご覧のように、セミの額にはルビーのように赤く輝く小さな宝石が3つあります。これが実に美しくかわいらしい。肉眼では本当に小さな点にしか見えませんが、マクロで撮るとその色や形の美しさをじっくりと堪能することが出来ます。これだけのためでも苦労してセミに近づく価値はあります。

そして、全身に散りばめられた金色に輝く小さな毛。拡大してみるとこれがまた実に美しいのです。特にアブラゼミの漆黒とこげ茶のボディに金色はよく映えます。虫を拡大してみるとけっこう小さな毛があるものですが、中でもアブラゼミの毛の美しさは最高クラスだろうと思います。
背中の模様も格好良く、アブラゼミはがっしりとした甲冑武者のような趣がありますし、ミンミンゼミはまるで民族衣装かのような模様がなんとも言えず面白く美しいです。

おでこやボディだけでなく、前から見た顔も忘れてはいけません。ラジエーターのような模様の口が非常に格好良く、単なる模様ではなくて凹凸があるのです。この凹凸がセミの顔を撮る時の大きなポイントです。

マクロシューター泣かせなのは、このセミの造形的面白さを心ゆくまで撮るきるためには一つのアングルではとても不可能ということです。後ろから、前から、横から、斜め上から、斜め横から、あらゆるアングルで攻めなければセミマクロを十分に堪能したとは言えません。高いところにいるセミを下から見上げて撮っただけではセミの面白さの1/100も出せません。セミマクロで一番大変なのは、撮りたい角度に回りこめる位置にいるセミを見つけ出すことかもしれません。

他にはこれは写真には写らないのですが、じわじわと目の前まで近寄った時のセミの態度がまた面白いのです。
セミにもけっこう個性があって、ちょっと近づいただけですぐに飛んで逃げてしまうものや気にしないで鳴き続けるものもありますが、よく見かけるのがとりあえず鳴くのはやめてしばらくじっとした後にじわりじわりと横に歩き出すセミです。このゆっくり歩いて逃げようとしている(?)姿が実に可愛らしいのですね。ヨコバイというセミに近い仲間の虫は近づくと素早く横に歩いて逃げますが、セミの逃げ方は言うなればそれが非常にゆっくりしたバージョンで、のっしのっしと横に歩いて逃げるのです。
「せっかく気持良く鳴いているのにこんな目の前まで近づいたら気が散るじゃないか。やれやれ、もうちょっとあっちの方で鳴くか・・・」とでも言わんばかりによっこいしょよっこいしょと移動していくセミは、追いかけて写真を撮るよりはその動きを眺めていたほうが楽しいかもしれません。このように、マクロ撮影にはあえてシャッターを切らずにファインダーで眺め続ける楽しみもあります。

セミを愛好した芸術家に、「智恵子抄」などで有名な高村光太郎がいます。氏はよほどセミが好きだったらしくセミの造形の面白さについて書かれたエッセイがあるのですが、そこに綴られた彫刻家としてセミを見る視点は我々写真を撮る人間にとっても非常に面白く勉強になるものだろうと思います。
↓こちらがそのエッセイへのリンクになります。短くさらっと読めるものですので、少しお時間があるようでしたら読んでみてください。
蝉の美と造型

そのエッセイにも少し記述がありますが、古代ギリシア人もセミを愛でていたようです。セミを「歌い虫」と呼んだり、地中から出てきて羽化で真っ白に生まれ変わる様を見て復活や不死のシンボルとして考えたり。
はるか昔の遠く彼方に住んでいた人たちが同じようにセミを愛でていたということを知ると、何となく親近感を覚えてしまう今日この頃です。

Posted on 2011/08/15 Mon. 12:09 [edit]

thread: 昆虫の写真

janre 写真

tag: ひとりごと  写真  自然 

コメント

にらめっこ

毎度毎度うなるような写真を見せていただきありがとうございます。
今回の写真も開いて、拡大して、じっくりながめてうなっておりました。
蝉のマクロ写真は私もよく撮影しますけど、このように真っ正面から対峙したことはなく、改めて蝉の顔の美しさを堪能させていただきました。
文章もナイス!横走りの蝉のくだりは相づちを打ちながら思わず「あるある!」って声にだしてましたよ。(^^;;

とこまる #SFo5/nok | URL
08/17 14:28 | edit

とこまるさん、コメントありがとうございます。
横走りに共感を覚えていただいたのは嬉しいですね〜。
そういう動きの面白さみたいなものも写真で捉えられると良いのですが、わたしの腕前ではまだまだ先の事になりそうです。

leopard gecko #- | URL
08/17 23:38 | edit

ども

引っ越されたのですね。
更新楽しみにしておりますので気張って下さい。
自分では撮れない分野の作品は面白くも興味深いです。
リンク修正しておきますです。

monopod #mQop/nM. | URL
08/21 20:47 | edit

う〜んゲッコー師匠にやられました(笑)

蝉を真正面から撮っていたなんて驚きですよ。
大抵は横または下から見上げてしか
撮れないと思っていました。
いやぁ正面からの蝉は迫力ありますね。


師匠はてっきり草むらのハンターカマキリが一番かと(笑)

魔王 #OeoVMgF2 | URL
08/23 06:38 | edit

monopodさん、コメントありがとうございます。お返事遅れてすみません。
リンク修正ありがとうございます。こちらでまた心機一転頑張っていこうと思っておりますので、またよろしくお願いします。

leopard gecko #- | URL
08/27 23:08 | edit

魔王さん、コメントありがとうございます。お返事遅れてすみません。
この蝉はかなり低いところにいたので上から撮ることができました。
横から撮る蝉も悪くはないのですが、前からぐぐっと迫ってみるのも面白いです。
カマキリも良い被写体ですね。ワンパターンになりやすいのが欠点と言えば欠点ですが、これはわたしの腕のせいもあるのでカマキリのせいだけにもできません。(^^;

leopard gecko #- | URL
08/27 23:15 | edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://leopardgck.blog.fc2.com/tb.php/44-1ca216c9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新コメント

最新記事

Twitter

月別アーカイブ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。