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レオパルド・ゲッコーのお散歩写真

その辺の道ばたで撮ったお散歩マクロ写真など・・・

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光と影。 

Peacock Pansy
(camera: panasonic LUMIX DMC-GH3 lens:LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8)

皆さんは初めて写真を褒められた時のことを覚えておられるでしょうか。
わたしの場合は、クラシックカメラを手に入れて50mmのレンズ一本だけで撮り歩くのが面白くなってきた頃のことでした。フルマニュアルの露出計もない古いカメラで露出は勘で合わせるというメチャクチャな撮り方をしていたのですが、ある古い民家で暗い部屋の中に窓からの日差しが一部だけあたっている状態が面白かったので撮った写真がたまたま調度良い露出になっていて、日のあたっている部分が影の中から浮かび上がるような写真になりました。その写真は行きつけの写真店で現像してもらったのですが、そこの親父さんが「これはレンブラントの絵みたいだね。こういう写真は大きく伸ばすものだよ」と初めて褒めてくれたのです。向こうも商売ですから箸にも棒にもかからないヘタクソな常連にお情けでお世辞を言った程度だったのかもしれませんが、それまで誰かに写真を褒められるという経験がなかったわたしにとっては非常に印象的な言葉となりました。

意図せず光と影のコントラストが主題となった写真を「レンブラントのようだ」と表現されたことが非常に印象に残って、そこからわたしは写真における光と影というものを強く意識するようになりました。写真は英語で"Photograph"、つまり「光画」とも言えるものですから光を意識するのは当たり前といえば当たり前なのですが、それまではわたしは写真というのは目の前の景色が見たまま写っているものだというような漠然とした意識しか持っていなかったのです。

今では、写真の本質は光であると思っています。画面の中で何かが光ってるという意味ではなく、光が反射したり透過したりしたものを写しとったのが写真だということです。写真とはそういう様々な光を素材にして何かを生み出す表現であるという認識であり、それがわたしにとっての"Photograph"です。ゆえに、出来上がるものは必ずしも見たままのものではなく、肉眼でのイメージからかけ離れたものであっても良いと考えています。とは言っても現像操作で画像を極端にいじるのはあまり好きではありませんが、それは単にいじりすぎると底の浅いつまらない色合いになってしまうと感じているからであって、肉眼での印象にこだわっているわけではありません。(単にわたしの現像操作がヘタクソなだけとも言えますが・・・)

光と影を読み適切に操れるようになれば良い写真と呼べるものが撮れるようになるのではないかと考えています。自分がそうなれる日が来るのかどうかは大いに疑問ですが・・・
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Posted on 2013/12/19 Thu. 01:29 [edit]

thread: 昆虫の写真

janre 写真

tag: ひとりごと  写真  マイクロフォーサーズ  昆虫   

DMC-GH3の機能的デザインについて。 

Morning Dew
(camera: panasonic LUMIX DMC-GH3 lens:LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8)

オリンパスからE-P5、パナソニックからDMC-G6という、ミラーレス機のファンとして非常に喜ばしいボディが発表されました。E-P5とG6のいったい何が喜ばしいのかということを書く前に、その準備段階としてDMC-GH3のデザインの機能性について考えてみたいと思います。少々まどろっこしい展開で申し訳ありませんが、話の流れとして必要なことになりますので・・・

わたしがDMC-GH3の発表を初めて見た時に感じたのは、デザインの傾向が変わったということです。それは単に見た目が変わったということではなく、機能性を追求したデザインになったという意味になります。では、GH3のどこからそういう印象を感じたのか。一般的にカメラの顔は前面ですが、操作に必要な部分は主に上面と後面ですので、まずは上面から見て行きましょう。
GH3上面

前機種のGH2から明らかに変わったのはまずWB,ISO,露出補正のボタンが加わったことですが、これは全て絵作りに関連したボタンであり、一般的な使用頻度を考えた並び順になっています。また、ISOボタンには触っただけで識別できるように小さなポッチがついています。この並びは一段高くして手探りのみで識別できるようになっています。シャッターボタン周りは人差し指の第一関節がちょうど収まるようなくぼみがついています。後ろ側のコマンドダイアルはGH2まではサムレストの右側が高い形状だったので左右同じような感覚で回しにくかったのですが、角の出っ張りを抑えてダイアルの左右を同じ形状にしています。電源レバーはG/GHシリーズ共通ですがレバーであり、電源が入っているかどうかを目で確認しなくても操作ができる位置に置かれています。また、上から見ると後面の上側がなだらかな斜面になっているのがわかりますが、その形状の理由については後述します。次は後面です。
20130306.jpg

この画像からはわかりにくいのですが、右手親指を置く場所はさきほど上面で確認していただいたようになだらかな斜面になっており、親指を置きやすくすると同時に親指の延長線上にスムーズにモードダイアルが来るようになっています。さらにフォーカスモードレバー・AEロックボタンや録画ボタンやコマンドダイアルへの親指の動きを考えた配置になっています。つまり後面の右上側は右手親指を静的にも動的にも人間工学的に意識したデザインになっているのです。グリップの形状は若干下側がふくらんだカーブになっていますが、これはグリップを握った時の手のひらの形を意識しているのでしょう。その形状のため、握った感じは非常にフィットしたものになります。
もう一つ画像からはわかりにくいものとして、十字キーの周りの右側のラバーの切欠きが絶妙なものになっています。右手親指の腹で押さなれないようにしつつもダイアルを操作しやすいように、切欠き部分のラバーがダイアルの盛り上がっている部分がギリギリ出るか出ないかという高さになっているのです。ここの立体的デザインは是非実物を手にして確認していただきたいところです。

細かいところを挙げていくとキリがないのでこのあたりで終了させていただきますが、要はグリッピングや指の置き方や指の動きに関してまでかなり考えぬかれたデザインになっているということです。このような道具として非常に細やかな部分まで考慮した機能的デザインはそれまでのマイクロフォーサーズ機にはほとんどみられませんでした。ここで挙げたようなことは一眼レフではある程度当たり前であって一眼レフで機能的に目を疑うようなデザインはほとんどないのですが、ミラーレス機はメーカーからもユーザーからも趣味性の高いものや単に携帯性のみを追求したものとして捉えられることが多く、真剣に写真機としての機能性を考えたデザインは非常に少なかったように思います。そういう傾向がようやく変わってきたのは非常に喜ばしいことだと考えています。

さらに喜ばしいのは、フラッグシップであるGH3だけでなくDMC-G6やE-P5にもそういう方向性を見出すことができることです。それについては機会があればまた別の記事で考察してみたいと思います。

「道具の美しさ」とは何かと考えた場合、それは見た目だけの問題ではなく、実際に使ってみてその操作感に美しさを感じるかどうかということの方が重要なポイントだと思っています。美しさとは目で見て感じるものだけではなく、手や指が感じるものもあるでしょう。つまりは機能美です。そういう意味においてGH3はとても美しいカメラだと思いますし、こういう美しさを持ったカメラがもっと増えてくれれば良いなと願っています。

Posted on 2013/05/15 Wed. 10:15 [edit]

thread: デジカメ

janre 写真

tag: ひとりごと  写真  マイクロフォーサーズ  カメラ 

あえて制限する表現。 

Broken Dandelion Clock
(camera: panasonic LUMIX DMC-GH3 lens:LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8)
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わたしのお散歩マクロは基本的に非常にシンプルなものです。
必要なのはきれいな朝の光と、その辺で見かけるありふれた草花や昆虫たち。機材は何でも構わないのですが、普段のスナップを撮ったりすることも考えると汎用性も考慮してマイクロフォーサーズのシステムを使っています。
カメラやレンズを選ぶ時に玄人は画像を等倍でじっくり見比べてセンサーの性能やレンズの解像力などを重視するのでしょうけれど、わたしはそういうことはほとんど気にしません。わたしが撮りたい写真にはそういうものは必要なく、むしろあまりにも高性能なセンサーやレンズはわたしにとってはオーバースペックなのです。わたしが撮りたいと思う写真を撮れる機能があればそれで十分で、絶対的な性能は求めません。

わたしの写真は基本的には引き算の写真です。画面からなるべく余計なものを排除して、ピンポイントで集中する部分と全体のバランスを考えます。たくさんの情報を詰め込む必要はなく、むしろどこまで情報を制限するか、どうやって余計なものを排除するかということに神経を使います。

わたしのこういう思想には、かのスティーブ・ジョブズ氏の考え方が非常に強い影響を与えています。
ジョブズ氏いわく、
「“集中する”というのは、集中すべきものに『イエス』と言うことだと誰もが思っている。だが本当はまったく違う。それは、それ以外のたくさんの優れたアイデアに『ノー』と言うことだ。選択は慎重にしなければならない。私は、自分がやってきたことと同じぐらい、やらなかったことに誇りを持っている。イノベーションというのは、1000の可能性に『ノー』ということだ」

これは写真にも当てはめて考えることができるだろうと思うのです。"何を写したか"はもちろん大切なことですが、"何を写さないのか"も同じくらい重要なことだと考えています。これは背景を整理するというような単純なことだけではなく、時にはダイナミックレンジをあえて狭めてみたり、カラーではなくモノトーンを選んだりといった制限も含みます。このような制限を加えることによって写真のテーマが浮き彫りになり人に伝えるための表現としてはむしろ豊かになることもあるのではないかと考えています。

例えば今回の写真で言うならば、タンポポの綿毛のシャープさや背景でボケる綿毛の品の良さや全体的な形の面白さやバランスなどを伝えるためには、カラーはむしろ邪魔な情報ではなかろうかということです。しかしながらただ単にカラー情報を抜けば良いというものでもなくて、さらに画面全体から静けさや緊張感を感じられるように少し青っぽいモノトーンにしてみる、青だけでは落ち着きがないのでさらにわずかに紫の方向に振ってみる、というように引き算と足し算のバランスが重要なのだとも思っています。

Posted on 2013/04/24 Wed. 12:00 [edit]

Panasonic Lumix DMC-GH3を入手した。 

Long-headed Poppy
(camera: panasonic LUMIX DMC-GH3 lens:LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8)

今回の記事はかなり個人的な内容なので、興味がない方は適当にスルーしていただければ幸いです。
マイクロフォーサーズ登場時から愛用してきたDMC-G1がついに壊れてしまったので、否応なしにカメラを買い換える必要に迫られました。お散歩マクロ写真を撮るにあたって自分にとって最も適したカメラは何なのか考えに考えた結果、DMC-GH3を選びました。
DMC-GH3を選ぶにあたり、自分にとってのメリット・デメリットをいろいろと考えました。

<メリット>
・優れた操作性。ダイレクトに操作できるボタンやダイアルが多く、細かい調整が必要なマクロ写真を撮るにあたってGH3の操作性は大きな利点となる。ほとんどの操作が右手だけで効率良く行えるように考え抜かれたボタン配置が見事。ボタンが多いので十字キーを使ったダイレクトフォーカス移動が躊躇なく設定できる。
・EVFとフリーアングル背面モニター。EVFは手振れ対策になる上に、撮影した画像を姿勢を崩さずに撮った直後に確認できるのが非常に大きなメリットになる。フリーアングル背面モニターはネイチャーフォトを撮るにあたって好きなアングルで撮れることと足場が確保できない場所でも手を伸ばしたりして撮ることができるのが大きな利点。背面モニターの表示はかなり綺麗。
・マイクロフォーサーズとしては優れた高感度。フィールドでのマクロ撮影は条件が厳しい場合が多く、高感度が使えるのは撮影の幅が広がる。
・防塵防滴。過信は禁物であろうが、ネイチャーフォトでは多少の悪天候でも使えるのは撮影の幅が広がる。
・電子シャッター。まだ試し撮りをした段階だが、神経質な生き物を撮ったりするときには無音の電子シャッターは便利に使えそうな感じ。シャッターショックがないのも良い。
・全体的なカッチリ感。マグネシウムボディを採用しているだけあって、がっしりとした道具としての信頼感のようなものが感じられる。一眼レフならばエントリークラスの大きさなのに中級クラスのがっしり感があるのが面白い。

<デメリット>
・大きく重いボディ。大きさはともかくとして、重さが問題。持ち運びの際に重いのも困るのだが、姿勢的に苦しいアングルで長時間構えたり場合によっては片手でカメラを持ったりすることすらあるわたしにとってはGH3は少々重い。また、持ち歩きの際にGH3+マクロエルマリートではブラブラして邪魔になる感がさらに悪くなる。
・再生ボタンの位置。個人的にはこれがGH3の最大の欠点とも思えるのだが、再生ボタンを押すためには左手を離さなければならない。カメラを構えたままEVFで撮影画像を確認できるメリットが相殺されてしまう。(ただし撮影直後の画像を確認するだけなら撮影後のプレビューをホールドに設定すれば再生ボタンを押す必要はない)
・コマンドダイアルをプッシュして機能を切り替えることができなくなった。DMC-G1では構えを崩さずに同じダイアルで絞り操作と露出補正をシームレスに行えるのは結構便利だった。が、これは慣れの問題だろう。
・GHシリーズの特徴の一つだったマルチアスペクトがなくなった。個人的にはここも大きながっかりポイントで、GHシリーズを手に入れたら超広角を16:9で撮るのを楽しみにしていたのだがその夢は潰えてしまった。
・ISOが200スタート、シャッタースピードが1/4000秒。絞り開放付近を多用するわたしとしては、ISOは100始まりかシャッターは1/8000秒まで欲しかった。スペックダウンしたわけではないが、ハイスペックを名乗るのであれば1/8000秒はあっても良かったのでは。

<メリットともデメリットともなりうる微妙な点>
・EVFの性能。ファインダー倍率がやや小さくなったのと綺麗に見ることができるポイントが狭いのが少々苦しい。が、ポイントの狭さに関しては慣れで何とかなりそうなレベルか。有機ELの見え味や解像感はさすがに素晴らしく、時代による進歩を感じる。
・グリップの形状。普通にアイレベルでホールドするにはこのグリップは素晴らしい。サイズも形状も絶妙。が、フリーアングル液晶を活かして目から離してホールドする際には大きなグリップはむしろ持ちにくくなってしまう。どちらが良いとか悪いとかではなく、何を重視するのかという問題。
・プロも使う優れた動画機能。これは普通に考えれば立派なメリットなのだが、動画に関してはまるっきり素人のわたしにとってはGH3が持つ最高クラスの動画性能は猫に小判であまりにももったいない。(動画も撮れるようになれという天の声かもしれない?)
・シャッターボタンの感触。クリック感や重さをどうするのかは非常に微妙な問題で、ヒエラルキーと立ち位置が確立されている一眼レフとは違ってミラーレスでは正解はないと思う。が、GH3は明らかに玄人向けをアピールしてるのだから、ハイエンドとしてクリック感のないシャッターボタンを採用しても良かったのではあるまいか。AEロックボタンを親指AFとして使いシャッターボタンは半押しでレリーズする設定にする手もあるのだが、ダイレクトフォーカス移動している時には親指AFが動作しないなど細かな使い勝手に問題がある。

いろいろと挙げてみましたが、デメリットで挙げた点はGH3がハイエンド的な雰囲気を前面に出してきたためについ厳しめに見てしまいがちになるので重箱の隅をつつくようなものになっています。今のところ、わたしにとっては全体としては満足度の高いカメラです。
また、デメリットを減らすために工夫の余地はまだいろいろとありそうです。例えば持ち歩きの際にブラブラさせないためにスリングバッグb-grip EVO カメラベルトホルダーのようなものを使う、EVFの的確なポイントを素早く覗けるように練習をする、目から離したライブビュー撮影でのホールドを工夫し練習する、などなど。

頑張ってマイクロフォーサーズのフラッグシップたる本機を使いこなせるようになりたいと思います。せっかく動画性能も高いカメラを手に入れたので、いずれは動画もやってみたいなとも思いつつ・・・

Posted on 2013/04/16 Tue. 13:28 [edit]

thread: デジカメ

janre 写真

tag: ひとりごと  写真  マイクロフォーサーズ  カメラ 

Panasonic Lumix DMC-GH3について。 

Longhorn beetle
(camera: panasonic LUMIX DMC-G1 lens:LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8)
注:写真と本文は関係ありません。

世の中には様々なカメラがあります。コンパクトデジタルカメラ、一眼レフ、携帯についているカメラ、トイカメラ、などなど。それぞれのカメラにはそれぞれに求められる機能や存在意義があり、写真を撮るという行為に多種多様の存在意義を与えます。

その中においてレンズ交換式カメラシステムに求められる機能は、まずは写真をある程度気合を入れて撮ることだろうと思います。とりあえず写っていれば良いという程度なら携帯やコンデジで良いですし、楽しく撮りたいだけならトイカメラでも良いわけです。そうではなくてあえて大きく重く高価で面倒くさいレンズ交換式カメラを使う理由があるのならば、きれいな写真(技術的にある程度整った写真)を撮りたいという意図があるのだろうと思います。

さらにその中でも徹底して真剣に撮りたい場合もあれば、ある程度カジュアルに撮りたい場合もあるでしょう。ミラーレスカメラはどちらかというと後者寄りのカメラとして考えられていることが多いだろうと思います。携帯性やスタイル重視、持っているだけで楽しいようなもの。それが多くのメーカーが考えるミラーレスカメラでしょう。それはつまり、真剣に撮りたい場合には別に一眼レフを使うという前提があるからです。写真を真剣に撮るということを考えた場合、あくまで一眼レフが主でミラーレスが従なのです。

ではその前提を崩すとどうなるのか。あくまで写真を真剣に撮るための道具に徹したミラーレスカメラがあっても良いのではないか。そういう発想で出てきたのが、今回パナソニックから発表されたDMC-GH3だろうと思います。この発想の萌芽はミラーレス第一号機であるDMC-G1の時にすでに垣間見えていました。カジュアルなエントリークラス向けのカメラとしては妙に一眼レフ寄りのデザインでしたし、ダイアルやレバーの数が多いのです。小さくて軽いけれども決して単なるエントリークラス向けのカメラではないという意図が透けて見えるようなカメラでした。

DMC-GH3は、そういう方向性の野心がついに結実したボディだろうと思います。このカメラの特徴は、驚くほど道具に徹したデザインです。前機種のGH2までには見られていた、カジュアルっぽい雰囲気も一応漂わせておくという擬態めいた戦略が今回では完全になくなりました。どこからどう見てもストイックな、写真を撮るための機械です。
ストイックなデザインであるばかりでなく、ボタンの配置なども非常によく考えられて洗練されたものになっています。例えばシャッターボタンの後ろにWB、ISO、露出補正ボタンが並んでいますが、これはいずれも絵作りに関係するボタンです。その他の機能は他のボタンやダイアルに任せて他の場所に配置してあります。
リアダイアル周囲の形状、フォーカスレバーの位置、動画ボタンの位置。いずれもなるほどそう来たかと唸るようなものになっています。

大変失礼ながら、あのパナソニックがここまで機能的に洗練されたボディのカメラを出すのは個人的には非常に驚きでした。今までのボディは頑張りや意図はわかるけれどもどこか微妙に残念なところがあるのが定番でしたが、GH3にはほとんど隙らしい隙が見当たりません。ひたすらストイックに写真を撮るための道具であることを追求しています。一眼レフでは当たり前だった世界観がミラーレスの世界にもようやく来たといったところでしょうか。

これは非常に良い傾向だと考えています。ミラーレスカメラも写真を撮るためのシリアスな道具でありうる時代がやってきたのです。

Posted on 2012/09/21 Fri. 15:41 [edit]

thread: デジカメ

janre 写真

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