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レオパルド・ゲッコーのお散歩写真

その辺の道ばたで撮ったお散歩マクロ写真など・・・

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カメラのデザイン。 

Dandelion
(camera: Panasonic LUMIX DMC-G1 lens:LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8)

今回はお散歩マクロに最適なカメラのデザインはどういうものかについて考えてみたいと思います。
これまではカメラの中身、つまり機能や性能的にマイクロフォーサーズを始めとしたミラーレスカメラがお散歩カメラとしていかに優れているかについていろいろと書いてきましたが、今回はカメラの外側、デザインについて考えてみます。

お散歩マクロに有用なものとして、電子式ファインダー(EVF)とフル可動の背面モニター(いわゆるバリアングル式)がまず挙げられます。これらがお散歩マクロを撮るにあたっていかに便利なものであるかはこれまでの記事で何度か書いてきましたので詳しい説明は割愛しますが、この2つは搭載されているのが前提として話を進めます。

まずグリップの形状。ミラーレスは小型ではあってもレンズ交換式カメラですから、右手で持つ部分に関してはしっかりしたグリッピングや取り回しを考えるとコンデジのように完全に平らなものではなくてある程度の出っ張りはあった方が良いだろうと思います。では一眼レフのように大きなグリップであれば良いかというと、そうではないというのがわたしの考えです。ミラーレスカメラでは手持ちで背面モニターを使ったライブビュー撮影も得意分野なので、それを活かすためにはライブビュー撮影も視野に入れたグリップ形状が望ましいと思います。一眼レフのように大きなグリップでは手全体でグリップを握りこむことによって手首が固定されてしまい、せっかくアングルが自由になるライブビュー撮影のメリットを十分に活かせなくなってしまうのです。一眼レフではライブビューは必要ないと言う人がたくさんいますが、それはつまり一般的な一眼レフはライブビュー撮影を視野に入れてデザインされていないのでライブビュー撮影がやりにくいからです。ライブビュー撮影そのものが悪いわけではありません。
ファインダーと背面モニターの両方を使ったグリッピングを考えると、グリップはサイズが大きすぎず前に出っ張り過ぎない若干平べったい感じのものが理想だろうと思います。確実にグリップできることと、自由な角度でグリップできること。これは相反するものですから、そのバランスをいかに上手く取るかがポイントになってくるでしょう。

次にモードダイアルの位置。お散歩写真では気軽に撮ったり気合を入れて撮ったりと、状況に応じて写真に対する集中力が柔軟に変化します。その集中力の変化に応じてプログラムモードや絞り優先モードなどを簡単に切り替えられるようになっているのが望ましいです。撮っている最中にもここはきっちり追い込むべきだと気持ちが切り替わることもありますから、ダイアルの位置はグリッピングの形を大きく崩さずに簡単にモードを変えられる場所、つまり右手の親指を少し伸ばせば回せる場所にあることが望ましいと思います。
(コマンドダイアルはもっと重要ですが普通はコマンドダイアルが変な位置にあることはないのでここでは触れません)

そして各種ボタンの位置。お散歩マクロは撮影条件が厳しいことが多く、ISOやAFポイントなどを頻繁に微妙に操作する必要があります。ボタンが不規則に散らばって配置されていたり、カメラを構えたままでは指が届かない場所に配置されていたり、人間工学を無視しておかしな場所に一直線に配置されたりしていると、そういった微妙な操作に支障をきたします。構えを大きく崩さずに軽快に確実に操作出来る位置にボタンが配置されているかというのは重要なポイントです。

ミラーレスカメラはその構造上、精密な撮影が得意であり、撮影アングルの自由度が非常に高いという特徴があります。精密かつ自由であることは、お散歩マクロにおいて非常に強力な武器となります。これらのメリットを十分に活かすにはカメラの中身の性能を上げるだけでなくデザインでその機能性をアップさせるというアプローチも必要だろうと思います。
最近ミラーレスのデザインにおいて機能性よりも外観上のインパクトなどを優先させる傾向が一部に見受けられますが、今後ミラーレス市場が成熟してくればミラーレスとしての機能性を洗練させたデザインのボディももっと出てくるものと思われます。それはすなわち写真機として新しい方向への更なる進化を意味します。そうなれば、お散歩マクロのみならず写真の世界はさらに一歩前に進むことが出来るでしょう。

Posted on 2012/04/10 Tue. 14:16 [edit]

thread: お散歩写真

janre 写真

tag: ひとりごと  写真  マイクロフォーサーズ  カメラ 

OLYMPUS OM-D E-M5について思うこと。 

久しぶりの記事です。
わたしの主な被写体はその辺で出会った生き物であるため、この時期はお散歩写真愛好家としては生き物たちと一緒に冬眠しております。春になったらどうしようかなと想像を巡らすのがこの季節での写真関係の唯一の楽しみなのですが、今回ようやくオリンパスから待望のEVF内蔵マイクロフォーサーズ機が発表されたので思うところをつらつらと書いてみます。
以下、あくまでわたしの視点から見たE-M5評です。

<良さそうなところ>
・5軸手ブレ補正
これは撮影のほとんどが手持ちマクロであるわたしにとっては非常に魅力的な機能。理屈はよくわかりませんがどうやらマクロ領域でも効果がある方式のようです。レンズ交換式カメラとしては世界初の機能であるようで、どれほどの効果があるものか想像もできませんが期待は出来そうです。
・防塵防滴
悪天候で撮ることはあまりないのですが、雨が降っても撮影を諦める必要がないということは撮影チャンスが増えるということですから悪い話ではありません。
・センサーの性能
これはまだ確定ではありませんが、ネット上でぼちぼち出始めた画像を見ると高感度画質は良さそうです。若干絞ってマクロ撮影をすることが多いので、ISO800あたりが常用できれば撮影の幅が広がります。
・コマンドダイアルが前後のツインダイアルになった
E-P1を見た時の衝撃の一つが、背面に2つコマンドダイアルがあることでした。このカメラをデザインした人はマニュアル撮影をしたことがないのだろうかとすら思いました。それがようやく前後ダイアルになったので一安心です。
・バッテリーグリップの仕様が面白い
個人的にはバッテリーグリップの必要性はあまりないのですが、縦位置グリップの部分を取り外して単なる外付けグリップとして使えるところがアイデア賞ものだと思いました。E-P2まではグリップのデザインを真面目にやるつもりがあるのか疑問に感じていたのですが、E-P3からはグリップも重視されてきたようなのでこれも一安心です。また、本体のグリップ形状に関しても、ミラーレスカメラではファインダーを見ながら構える時はしっかりグリップできてライブビュー撮影の時はある程度手首が柔らかく使えるものが理想ですが、画像で見るかぎりは控えめながらも悪いものではなさそうです。
・各種ボタンがシンプルにまとまっている
大手メーカーの一眼レフであってもボタンがただ単に縦に並べてあるだけとかあちこちにボタンが散らばってしまって何が何やらわからなくなっているものも多いのですが、E-M5のボタンは非常にシンプルかつまとまって配置されているところに好感が持てます。手持ちマクロ撮影はぎりぎりのところで微妙な操作が必要になることも多いので、指の動きが必要最小限で済む配置のボタンはとても助かるのです。
・ファインダーと背面モニターの表示切り替えがアイセンサー式
パナソニックがDMC-G1で始めたこの方式は今では当たり前の機能となりつつありますが、これは非常に便利なものです。ファインダーから背面モニターにシームレスに移れるのはミラーレスカメラならではのメリットです。ちなみにDMC-G3にはその機能がないのですが、これはG3の最大の失敗だと考えています。
・マグネシウムボディ
この辺にはそれほどのこだわりはなくマグネシウムでもアルミパネルでもプラスチックでも木製でも良いのですが、どうせ使うなら金属製の方が多少は気分が良いかなと。

<イマイチだと思ったところ>
・背面モニターがバリアングルではない
これは今回最大の残念ポイントでした。縦位置でローアングルやハイアングルを多用するわたしにとってはバリアングルモニターでないのは致命的と言ってもよいダメージです。これがためにE-M5の購入を断念するかどうかというところです。オリンパスはフォーサーズではバリアングルを採用してきたのでm4/3でも採用すると信じて疑っていなかったわたしにとっては大きな衝撃でした。
・デザインが何故OM?
ノスタルジーにはあまり興味がないわたしにとっては外観上のOMの復刻というのは今ひとつ心に響きません。OMシリーズは一眼レフの中では格好良いカメラだとは思いますが、それを2012年になって復刻する意義も感じられません。決してOMの見た目が嫌いなわけではないので悪いことではないのですが、どうも今回のE-M5は見た目をOMっぽくするためにデザイン上いくつか犠牲になってしまったポイントがあるように思われます。
例えばファインダーとホットシュー周りがミラーレス機としてはかなり上に出っ張ってしまいましたが、これはOMをイメージしたためにこのくらい出っ張っても構わないんじゃないかという判断だったのではないでしょうか。また、背面モニターがバリアングルではないのはパカンと開くモニターがOMの外観にそぐわないと判断されたのではないでしょうか。だとすれば、わたしにとってはデザインの基調がOMであるのはむしろデメリットです。
・モードダイアルが背面から見て左側にある
右側にあればカメラを構えたままで右手の親指で操作できますが、左側にあるとダイアルを操作するだけのためにどちらかの手をいったん離さなければなりません。何かの操作のために構えを崩さなければならないというのはギリギリの撮影をしている時には非常に大きなデメリットとなります。これもE-P2まではモードダイアルの意義がよくわかっていないのではないかというデザインだったのがE-P3でようやく改善されたのに、また逆戻りしてしまいました。これは背面のコマンドダイアルを十字キーの位置に持ってくれば解決できる問題なので、次機種では普通の位置に持ってきて欲しいものです。
・ファインダー倍率が小さい
小さいとは言っても1.15倍とフォーサーズのフラッグシップであるE-5と同じなので十分だという見方もできますが、同じマイクロフォーサーズのDMC-GH2では1.42倍といわゆるフルサイズ一眼レフ並の大きさがあります。ファインダー部の体積が小さくても大きな視野を得られるのがミラーレスのメリットですから、EVF内蔵機ではそのメリットをフルに活かして欲しかったところです。

普通にスナップカメラとして見れば面白いカメラだと思いますが、わたしの用途だとどうしても厳しめに見ざるを得ません。画像やスペックを見ただけの段階ですが、現時点の感想では使えるか使いないか微妙なところかなと。
いろいろと書きましたが、後は実機が出るのを待って実物をいじり倒した上で購入するかどうかを改めて検討したいと思います。

Posted on 2012/02/13 Mon. 22:05 [edit]

thread: デジカメ

janre 写真

tag: カメラ  マイクロフォーサーズ 

めちゃくちゃすごいモノ。 

Flower
(camera: Panasonic LUMIX DMC-G1 lens:LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8)

前回の記事を書いた時からずっとスティーブ・ジョブズ氏(以下、敬称略)のことが頭から離れないのですが、せっかくなのでジョブズとマイクロフォーサーズを半ば無理やり関連付けて考えてみたいと思います。ついでにわたしの好きな(ジョブズも好きだった)ビートルズも絡めて考えてみます。

マイクロフォーサーズ、スティーブ・ジョブズ、ビートルズ、この3者はそれぞれまったく別のものに見えますが、共通しているのはそれぞれの分野で強烈なイノベーターであるということです。ジョブズは「人々は自分の欲しいものが何なのか見せるまでわからないものだ」と言っていましたが、こういう姿勢がイノベーターには共通しています。

ビートルズ以前には彼らが作ったような音楽は存在しませんでしたし、そういう音楽が聴きたいと思っていた人はおそらく皆無だったでしょう。彼らが"A Day In The Life"という曲を創り上げた時、それを聴いた金儲けしか考えていなかったレコード会社の社長が椅子から立ち上がれなかったという話があります。あらゆる音楽を耳にしていたであろうレコード会社の社長すら圧倒するほどの衝撃的な曲だったのです。
また、AppleがMacintoshを出すまでは、GUIで操作するオールインワンのパーソナルコンピューターというものを想像する人は皆無だったでしょう。iPhoneが出るまでは、ほぼ完全にタッチパネルで操作する正面のボタンが一つしかない電話を想像する人もいなかったでしょう。
規模こそ違いますが、マイクロフォーサーズにも同じことが言えるのです。

マイクロフォーサーズが出てくる前も、デジタル一眼レフをもっと小型化するべきだとかレンズ交換式のコンデジを作るべきだという声はありました。が、DMC-G1のようなボディを想像していた人はおそらくいなかったと思います。わたしも初めてG1の発表を目にした時は、その真価がわからずにパナソニックはレンズ交換式のネオ一眼を作ったのだと思いました。何と馬鹿で無駄な事をしたのだろうと。
ところが、実物を手にしてわたしの印象は一変します。これは今までわたしが知っていたカメラとは全然違うものだと。信じられないほど高速なコントラストAF、見たこともない視野が大きく高精細なEVF、リアルタイム収差補正、どれも頭がクラクラするほどの衝撃でした。その後のレンズ展開も、7-14mmといった強烈な超広角ズーム、パンケーキレンズとしては驚異的な性能の20mm/F1.7など我が目を疑うような非常識的展開(もちろん褒め言葉です)。

それ以降各社がミラーレスに参入してきましたが、個人的にはそれらにはどうにもイノベーションを感じられないのです。
いかにもありがちな一眼レフに遠慮したサブ用途のボディや趣味性に走ったボディなど、その辺の人が普通に欲しがるであろうカメラばかりで、カメラシステムそのものを次のステージに持って行こうというような気概が感じられません。もちろん普通の人が普通に欲しがるカメラはあって良いですし現実的には必要なものでもありますが、ビートルズやジョブズの信奉者であるわたしにとってはどうにも物足りないと感じてしまうところもあるのです。ミラーレスはそれだけじゃダメなんだと。

イノベーションといっても何でもかんでも新しければ良いというものではありませんし、驚きがあれば良いというものでもありません。が、ミラーレスはカメラと写真の世界を更なる高みに持ちあげてくれるポテンシャルがある分野だとわたしは確信しています。

ビートルズやスティーブ・ジョブズは自分たちの分野で新しい世界を創り出し、結果的に世界を変えました。写真の世界も同じように次のステージに移るべき時期が来たと思っています。各カメラメーカーにはそういう気概を持ったカメラシステムを作って欲しいと願います。

Posted on 2011/11/15 Tue. 13:43 [edit]

tag: ひとりごと  写真  マイクロフォーサーズ  カメラ 

ゆるきり。 

Woodsorrel
(camera: panasonic LUMIX DMC-G1 lens:LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8)

表題の「ゆるきり」という言葉は、キヤノンがPowerShot G7というハイエンドコンデジを開発するに当たって創りだした造語です。
キヤノンいわく、「大人のためのデジタルカメラでありながら、あまりがっちりとしたマニアック性ではなくどこかゆるいところがある感じ」とのことですが、実際にはもうちょっと深みのある概念のようです。

マイクロフォーサーズを使っているのになぜキヤノンの話題が出てくるかと言いますと、この言葉がお散歩写真を撮るにあたって非常に使える概念だからです。

PowerShot G7はそれ以前のいかにもハイエンドといった佇まいの大仰なデザインを大幅に見直し、削れるものは出来る限り削ってすっきりとしたデザインで出なおしたハイエンドコンデジでした。フラッグシップであることに過剰にこだわらずに、気軽に持ち歩ける、しかしある程度気合を入れて撮影することができるカメラとして作られたのです。これはマイクロフォーサーズに共通するものがあります。

そして、この「ゆるきり」という概念は撮影そのものにも流用することができます。ゆるゆるとした気持ちで持ち歩いて、撮る時はきりっと撮る。大きなカメラバッグやら三脚やらを持ち歩いていると、撮っている時以外でも常に撮影機材を意識しなければなりません。しかし、小さなシステムであれば、歩いている時はカメラの存在をほとんど意識しないでぶらぶらとして、「あ、撮りたいな」と思ったらカメラを握って撮影モードに気持ちをビシッと切り替えるという「ゆるきり」な撮り方ができるようになります。

「ゆるきり」の気持ちを持つことによって得られるもの。それは、例えば常に気持ちが撮影モードであれば目にも留まらないような足元のものにも気持ちがいくようになることでしょう。
何でも入る撮影バッグにフラッグシップクラスの一眼レフと大砲レンズを何本も詰め込んでがっしりした三脚をかついで「さあ撮りに行くぞ」という気合が入っている状態であれば、その辺の道ばたで雑草と言われるような草花を撮る気持ちにはなかなかなれません。でも、そうやって撮影スポットにいそいそと出かける人の足元では小さな可憐な花がひっそりと咲いているのです。

肩の力を抜いて小さなカメラをひょいと肩に引っ掛けてぶらぶら歩く。ふと目を足元に落とすと、コンクリートの割れ目に小さな花が咲いている。誰もそんなものに目も留めない。下手をすると踏まれてしまうかもしれない。踏んだことにすら気がつかない。でも、この小ぶりなカメラとレンズがあれば、「自分は独りここに頑張って咲いているんだ!」という花の気持ちを世界にむけて知らせてあげることができるかもしれない。
それがわたしが考える「ゆるきり写真術」です。

Posted on 2011/08/04 Thu. 12:13 [edit]

tag: ひとりごと  写真  マイクロフォーサーズ  ゆるきり 

レオパルド・ゲッコー流の撮り方。 

Longhorn beetle
(camera: panasonic LUMIX DMC-G1 lens:LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 flash:FL-36R flash diffuser:Omni-Bounce)

自慢できるような写真を撮っているわけではないのですが、どうやって撮っているのかという問い合わせをたびたびいただきますので自分なりにまとめてみました。わたしの撮り方や考え方は基本的にかなり偏っていますので、あまり真に受けずに適当に読み流してください。
(注:けっこう長文です)

ボディはパナソニックのDMC-G1ですが、高速コントラストAFと内蔵EVF(電子ファインダー)と可動液晶を持つボディであることが重要です。内蔵EVFと可動液晶は必ずしもなくても良いですが、高速コントラストAFは必須です。また、アングルの自由度を得るためにレンズも含めてある程度小さいシステムが必要です。よって、ボディはいわゆるミラーレス機に限定されます。システムの充実度を考えると現時点ではマイクロフォーサーズ一択ということになります。後述しますが、ファインダーが光学式ではなく電子式であることも大きなポイントです。

レンズはメインがLEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8、必要に応じてLUMIX G 20mm/F1.7とLUMIX G 45-200mmを使います。必ずしもこれらのレンズである必要はなく、高速コントラストAFを使ったマクロと望遠撮影ができれば良いです。質の良いクローズアップレンズやテレコンなどを使っても良いでしょう。画質に関しては、「ライカレンズは空気感が違う!」とかテストチャートを等倍鑑賞して解像力をチェックするというような考え方はしません。レンズにせよボディにせよ、わたしが求める必要最低限の画質をクリアーしてくれればそれで良いです。(といっても、わたしにとってはマイクロフォーサーズのボディもレンズも高性能すぎてもったいないくらいですが・・・)

基本的に手持ち撮影です。これは虫を撮る場合には三脚をセッティングしている余裕がないことと、多くはお散歩写真なので時間をかけてじっくり撮る余裕がないからです。ファインダーを覗いて「ここだ!」と感じた瞬間にシャッターを切りたいからでもあります。
暗所や室内などで自然光の手持ちでどうしても撮れない場合はディフューザーを装着したストロボを使います。ストロボは上下左右に発光部を回転でき、なおかつなるべく小さなものを選びます。(わたしはFL-36Rを使っていますが、これは機能や取り回しは良いのですがチャージが遅いのと電池の持ちが悪いのが欠点です)

ノイズはあまり気にしない方ですが、後からノイズだらけで使えないということになっても困るのでISOはあまり上げないようにしつつ固定します(マクロの高感度で実際に問題になるのはノイズよりも質感が失われてしまうことでしょう)。ISOを固定するのは絞り値やシャッター速度を適切にコントロールしやすくするためです。ISO100や200を使うことが多いですが、撮影条件があまり良くない時は400くらいまでは上げます。それ以上上げなければならない状況の時は撮影自体をあきらめるかストロボを使います。
(ISO400くらいまでというのはあくまで人に見せるための写真の場合で、自分のために撮る写真はISO1600くらいまでは平気で使います)

撮影モードはPモードかAモードを使うことが多いです。絞り値にはあまりこだわりはなくて、絞りは開放に限るとか少し絞らなければダメというような考え方はしません。これは絞り開放からあまり描写が変わらないマイクロフォーサーズを使っているからかもしれません。昆虫写真だから絞るとか花の写真だから絞りを開くというような考え方もしません。必要な被写界深度は被写体の種類によって変えるのではなく、その時撮っている写真のテーマに応じて最適な被写界深度は違ってくると考えます。被写界深度に限りませんが、自分の中で決まりごとは極力作らずに状況に柔軟に対応するのが重要だと考えています。
ストロボを使う場合はMモードです。絞り、シャッター速度、発光の強さ、ストロボの発光の向きなどをそれぞれ適宜調節します。屋外での手持ちクリップオンストロボ撮影でも、ディフューザーを使ったり発光部を左右に動かしたりすると光のドラマをそれなりに演出することができるのです。室内や壁の脇などバウンスできる状況であればバウンスも考えます。

ピント合わせは一点AFです。AF枠を一番小さなものにして、ピントを合わせたい場所にピンポイントに指定します。この際にはコントラストAFがピントを合わせやすい状況にしてあげることと、フォーカスゾーンを意識することが重要だと考えています。ピントは点で合わせるだけでなく、撮影意図に応じて線や面や立体で合わせるべきだと考えています。
背景の処理が重要な場合は、プレビューボタンを押して被写界深度などを確認しながら絞り値を調節します。(マウントアダプタで実絞りレンズを使っている場合はこの作業は必要ありません)
ピントを立体的に考えるような撮影の場合は、ピント合わせはAFポイントの位置と絞り値をセットで考えます。

手持ちマクロや望遠だと手ぶれが大敵なので、カメラを固定するために使えるものは何でも使います。壁、地面、電柱、ブロック塀、などなど、体の何らかの部分を固定できる状況であれば利用して肘や肩や背中などを固定します。カメラに近い場所をどこか一箇所でも固定できると歩留まりが全然違ってきます。完全に体がフリーになってしまう状態であれば、その時撮りたい撮影アングルに対して最も安定した姿勢はどういうものかということを考えます。
アングルの都合で背面液晶を使ったライブビュー撮影になる場合は、ストラップをぴーんと張った状態になるようにカメラを突き出してホールドします。故に、ストラップは脇を閉めてカメラをつきだした状態でホールドできる長さにあらかじめ調節しておきます。また、ライブビューでカメラを低い位置で構えたり上に向けたり下に向けた状態でしっかり握れるホールドはどういうものかをあらかじめ把握(ないし練習)しておきます。カメラの位置やアングルによってはシャッターボタンを親指で押すこともありえます。アイレベルでの撮影と違いグリップを握り込む深さや手首の角度がいろいろと変わりますのでそういうホールドにも慣れておきます。
ファインダーかライブビューかの選択は撮影アングルで決まりますが、虫や小動物を撮る場合はファインダーが使える場合でも全体の状況を見ながら少しずつ近づくためにあえてライブビュー撮影をすることもあります。
虫や花の撮影ではあらゆる高さやアングルに対応しなければなりませんから、苦しいアングルでもいかに確実にホールドするかというのが勝負どころです。イメージとしては、「全身でカメラを構える」「姿勢を工夫して全身の重心バランスが撮れた状態で撮影する」といった感じです。

ここからがたぶん人とはちょっと違うところだと思いますが、撮影したらまずそのままの姿勢でEVFで撮影画像のチェックをします。EVFでチェックするのは外光の影響を排除するため、そのままの姿勢でチェックするのはすぐに次の撮影に移れるようにするためです。一番やりたいのはピントと露出のチェックですが、被写界深度のプレビューをやらずに撮った場合はそのチェックもします。ささっと拡大表示もして、今の撮影で何が問題だったのかを確かめます。問題は構図なのか、露出なのか、ピントなのか、ブレなのか、ホワイトバランスなのか。問題点が把握できたら、改善の余地があるならば改善の努力をして次の撮影に移ります。一見面倒ですが、こうした方がたくさん撮って後から見直すよりも歩留まりが良いのです(少なくともわたしにとっては)。この確認にかける時間は1〜2秒程度です。
はじめに撮る数枚は言うなればラフスケッチのようなもので、撮影画像を確認しながら完成像を想定し、その完成像に近づけるように少しずつ工夫しながら撮っていきます。おおよそ完成したと思えば撮影を終了します。完成したとは思えなくても、集中力が維持できなくなったら撮るのを止めます。集中できないのに撮り続けても惰性で撮っているだけの写真になってしまうからです。

お散歩写真なので、撮り始めてから完成像を得るまでにかかる時間はおよそ数分間、どんなに長くても10-20分くらいです。撮影に時間をかけないのはお散歩写真という制限もありますが、それ以上長時間の集中力を保つことができないというのも大きな理由です。マクロや望遠はきちんと撮ろうとすればそれだけで非常に精神力を消費するものです。

撮り終わった後は現像作業ですが、ここまででかなりの長文になってしまったので続きはまた機会があれば書いてみようと思います。(といいつつ忘れてしまうかもしれませんが・・・(^^; )

Posted on 2011/07/27 Wed. 12:15 [edit]

tag: 写真  ひとりごと  マイクロフォーサーズ 

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