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レオパルド・ゲッコーのお散歩写真

その辺の道ばたで撮ったお散歩マクロ写真など・・・

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DMC-GH3の機能的デザインについて。 

Morning Dew
(camera: panasonic LUMIX DMC-GH3 lens:LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8)

オリンパスからE-P5、パナソニックからDMC-G6という、ミラーレス機のファンとして非常に喜ばしいボディが発表されました。E-P5とG6のいったい何が喜ばしいのかということを書く前に、その準備段階としてDMC-GH3のデザインの機能性について考えてみたいと思います。少々まどろっこしい展開で申し訳ありませんが、話の流れとして必要なことになりますので・・・

わたしがDMC-GH3の発表を初めて見た時に感じたのは、デザインの傾向が変わったということです。それは単に見た目が変わったということではなく、機能性を追求したデザインになったという意味になります。では、GH3のどこからそういう印象を感じたのか。一般的にカメラの顔は前面ですが、操作に必要な部分は主に上面と後面ですので、まずは上面から見て行きましょう。
GH3上面

前機種のGH2から明らかに変わったのはまずWB,ISO,露出補正のボタンが加わったことですが、これは全て絵作りに関連したボタンであり、一般的な使用頻度を考えた並び順になっています。また、ISOボタンには触っただけで識別できるように小さなポッチがついています。この並びは一段高くして手探りのみで識別できるようになっています。シャッターボタン周りは人差し指の第一関節がちょうど収まるようなくぼみがついています。後ろ側のコマンドダイアルはGH2まではサムレストの右側が高い形状だったので左右同じような感覚で回しにくかったのですが、角の出っ張りを抑えてダイアルの左右を同じ形状にしています。電源レバーはG/GHシリーズ共通ですがレバーであり、電源が入っているかどうかを目で確認しなくても操作ができる位置に置かれています。また、上から見ると後面の上側がなだらかな斜面になっているのがわかりますが、その形状の理由については後述します。次は後面です。
20130306.jpg

この画像からはわかりにくいのですが、右手親指を置く場所はさきほど上面で確認していただいたようになだらかな斜面になっており、親指を置きやすくすると同時に親指の延長線上にスムーズにモードダイアルが来るようになっています。さらにフォーカスモードレバー・AEロックボタンや録画ボタンやコマンドダイアルへの親指の動きを考えた配置になっています。つまり後面の右上側は右手親指を静的にも動的にも人間工学的に意識したデザインになっているのです。グリップの形状は若干下側がふくらんだカーブになっていますが、これはグリップを握った時の手のひらの形を意識しているのでしょう。その形状のため、握った感じは非常にフィットしたものになります。
もう一つ画像からはわかりにくいものとして、十字キーの周りの右側のラバーの切欠きが絶妙なものになっています。右手親指の腹で押さなれないようにしつつもダイアルを操作しやすいように、切欠き部分のラバーがダイアルの盛り上がっている部分がギリギリ出るか出ないかという高さになっているのです。ここの立体的デザインは是非実物を手にして確認していただきたいところです。

細かいところを挙げていくとキリがないのでこのあたりで終了させていただきますが、要はグリッピングや指の置き方や指の動きに関してまでかなり考えぬかれたデザインになっているということです。このような道具として非常に細やかな部分まで考慮した機能的デザインはそれまでのマイクロフォーサーズ機にはほとんどみられませんでした。ここで挙げたようなことは一眼レフではある程度当たり前であって一眼レフで機能的に目を疑うようなデザインはほとんどないのですが、ミラーレス機はメーカーからもユーザーからも趣味性の高いものや単に携帯性のみを追求したものとして捉えられることが多く、真剣に写真機としての機能性を考えたデザインは非常に少なかったように思います。そういう傾向がようやく変わってきたのは非常に喜ばしいことだと考えています。

さらに喜ばしいのは、フラッグシップであるGH3だけでなくDMC-G6やE-P5にもそういう方向性を見出すことができることです。それについては機会があればまた別の記事で考察してみたいと思います。

「道具の美しさ」とは何かと考えた場合、それは見た目だけの問題ではなく、実際に使ってみてその操作感に美しさを感じるかどうかということの方が重要なポイントだと思っています。美しさとは目で見て感じるものだけではなく、手や指が感じるものもあるでしょう。つまりは機能美です。そういう意味においてGH3はとても美しいカメラだと思いますし、こういう美しさを持ったカメラがもっと増えてくれれば良いなと願っています。
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Posted on 2013/05/15 Wed. 10:15 [edit]

thread: デジカメ

janre 写真

tag: ひとりごと  写真  マイクロフォーサーズ  カメラ 

Panasonic Lumix DMC-GH3を入手した。 

Long-headed Poppy
(camera: panasonic LUMIX DMC-GH3 lens:LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8)

今回の記事はかなり個人的な内容なので、興味がない方は適当にスルーしていただければ幸いです。
マイクロフォーサーズ登場時から愛用してきたDMC-G1がついに壊れてしまったので、否応なしにカメラを買い換える必要に迫られました。お散歩マクロ写真を撮るにあたって自分にとって最も適したカメラは何なのか考えに考えた結果、DMC-GH3を選びました。
DMC-GH3を選ぶにあたり、自分にとってのメリット・デメリットをいろいろと考えました。

<メリット>
・優れた操作性。ダイレクトに操作できるボタンやダイアルが多く、細かい調整が必要なマクロ写真を撮るにあたってGH3の操作性は大きな利点となる。ほとんどの操作が右手だけで効率良く行えるように考え抜かれたボタン配置が見事。ボタンが多いので十字キーを使ったダイレクトフォーカス移動が躊躇なく設定できる。
・EVFとフリーアングル背面モニター。EVFは手振れ対策になる上に、撮影した画像を姿勢を崩さずに撮った直後に確認できるのが非常に大きなメリットになる。フリーアングル背面モニターはネイチャーフォトを撮るにあたって好きなアングルで撮れることと足場が確保できない場所でも手を伸ばしたりして撮ることができるのが大きな利点。背面モニターの表示はかなり綺麗。
・マイクロフォーサーズとしては優れた高感度。フィールドでのマクロ撮影は条件が厳しい場合が多く、高感度が使えるのは撮影の幅が広がる。
・防塵防滴。過信は禁物であろうが、ネイチャーフォトでは多少の悪天候でも使えるのは撮影の幅が広がる。
・電子シャッター。まだ試し撮りをした段階だが、神経質な生き物を撮ったりするときには無音の電子シャッターは便利に使えそうな感じ。シャッターショックがないのも良い。
・全体的なカッチリ感。マグネシウムボディを採用しているだけあって、がっしりとした道具としての信頼感のようなものが感じられる。一眼レフならばエントリークラスの大きさなのに中級クラスのがっしり感があるのが面白い。

<デメリット>
・大きく重いボディ。大きさはともかくとして、重さが問題。持ち運びの際に重いのも困るのだが、姿勢的に苦しいアングルで長時間構えたり場合によっては片手でカメラを持ったりすることすらあるわたしにとってはGH3は少々重い。また、持ち歩きの際にGH3+マクロエルマリートではブラブラして邪魔になる感がさらに悪くなる。
・再生ボタンの位置。個人的にはこれがGH3の最大の欠点とも思えるのだが、再生ボタンを押すためには左手を離さなければならない。カメラを構えたままEVFで撮影画像を確認できるメリットが相殺されてしまう。(ただし撮影直後の画像を確認するだけなら撮影後のプレビューをホールドに設定すれば再生ボタンを押す必要はない)
・コマンドダイアルをプッシュして機能を切り替えることができなくなった。DMC-G1では構えを崩さずに同じダイアルで絞り操作と露出補正をシームレスに行えるのは結構便利だった。が、これは慣れの問題だろう。
・GHシリーズの特徴の一つだったマルチアスペクトがなくなった。個人的にはここも大きながっかりポイントで、GHシリーズを手に入れたら超広角を16:9で撮るのを楽しみにしていたのだがその夢は潰えてしまった。
・ISOが200スタート、シャッタースピードが1/4000秒。絞り開放付近を多用するわたしとしては、ISOは100始まりかシャッターは1/8000秒まで欲しかった。スペックダウンしたわけではないが、ハイスペックを名乗るのであれば1/8000秒はあっても良かったのでは。

<メリットともデメリットともなりうる微妙な点>
・EVFの性能。ファインダー倍率がやや小さくなったのと綺麗に見ることができるポイントが狭いのが少々苦しい。が、ポイントの狭さに関しては慣れで何とかなりそうなレベルか。有機ELの見え味や解像感はさすがに素晴らしく、時代による進歩を感じる。
・グリップの形状。普通にアイレベルでホールドするにはこのグリップは素晴らしい。サイズも形状も絶妙。が、フリーアングル液晶を活かして目から離してホールドする際には大きなグリップはむしろ持ちにくくなってしまう。どちらが良いとか悪いとかではなく、何を重視するのかという問題。
・プロも使う優れた動画機能。これは普通に考えれば立派なメリットなのだが、動画に関してはまるっきり素人のわたしにとってはGH3が持つ最高クラスの動画性能は猫に小判であまりにももったいない。(動画も撮れるようになれという天の声かもしれない?)
・シャッターボタンの感触。クリック感や重さをどうするのかは非常に微妙な問題で、ヒエラルキーと立ち位置が確立されている一眼レフとは違ってミラーレスでは正解はないと思う。が、GH3は明らかに玄人向けをアピールしてるのだから、ハイエンドとしてクリック感のないシャッターボタンを採用しても良かったのではあるまいか。AEロックボタンを親指AFとして使いシャッターボタンは半押しでレリーズする設定にする手もあるのだが、ダイレクトフォーカス移動している時には親指AFが動作しないなど細かな使い勝手に問題がある。

いろいろと挙げてみましたが、デメリットで挙げた点はGH3がハイエンド的な雰囲気を前面に出してきたためについ厳しめに見てしまいがちになるので重箱の隅をつつくようなものになっています。今のところ、わたしにとっては全体としては満足度の高いカメラです。
また、デメリットを減らすために工夫の余地はまだいろいろとありそうです。例えば持ち歩きの際にブラブラさせないためにスリングバッグb-grip EVO カメラベルトホルダーのようなものを使う、EVFの的確なポイントを素早く覗けるように練習をする、目から離したライブビュー撮影でのホールドを工夫し練習する、などなど。

頑張ってマイクロフォーサーズのフラッグシップたる本機を使いこなせるようになりたいと思います。せっかく動画性能も高いカメラを手に入れたので、いずれは動画もやってみたいなとも思いつつ・・・

Posted on 2013/04/16 Tue. 13:28 [edit]

thread: デジカメ

janre 写真

tag: ひとりごと  写真  マイクロフォーサーズ  カメラ 

Panasonic Lumix DMC-GH3について。 

Longhorn beetle
(camera: panasonic LUMIX DMC-G1 lens:LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8)
注:写真と本文は関係ありません。

世の中には様々なカメラがあります。コンパクトデジタルカメラ、一眼レフ、携帯についているカメラ、トイカメラ、などなど。それぞれのカメラにはそれぞれに求められる機能や存在意義があり、写真を撮るという行為に多種多様の存在意義を与えます。

その中においてレンズ交換式カメラシステムに求められる機能は、まずは写真をある程度気合を入れて撮ることだろうと思います。とりあえず写っていれば良いという程度なら携帯やコンデジで良いですし、楽しく撮りたいだけならトイカメラでも良いわけです。そうではなくてあえて大きく重く高価で面倒くさいレンズ交換式カメラを使う理由があるのならば、きれいな写真(技術的にある程度整った写真)を撮りたいという意図があるのだろうと思います。

さらにその中でも徹底して真剣に撮りたい場合もあれば、ある程度カジュアルに撮りたい場合もあるでしょう。ミラーレスカメラはどちらかというと後者寄りのカメラとして考えられていることが多いだろうと思います。携帯性やスタイル重視、持っているだけで楽しいようなもの。それが多くのメーカーが考えるミラーレスカメラでしょう。それはつまり、真剣に撮りたい場合には別に一眼レフを使うという前提があるからです。写真を真剣に撮るということを考えた場合、あくまで一眼レフが主でミラーレスが従なのです。

ではその前提を崩すとどうなるのか。あくまで写真を真剣に撮るための道具に徹したミラーレスカメラがあっても良いのではないか。そういう発想で出てきたのが、今回パナソニックから発表されたDMC-GH3だろうと思います。この発想の萌芽はミラーレス第一号機であるDMC-G1の時にすでに垣間見えていました。カジュアルなエントリークラス向けのカメラとしては妙に一眼レフ寄りのデザインでしたし、ダイアルやレバーの数が多いのです。小さくて軽いけれども決して単なるエントリークラス向けのカメラではないという意図が透けて見えるようなカメラでした。

DMC-GH3は、そういう方向性の野心がついに結実したボディだろうと思います。このカメラの特徴は、驚くほど道具に徹したデザインです。前機種のGH2までには見られていた、カジュアルっぽい雰囲気も一応漂わせておくという擬態めいた戦略が今回では完全になくなりました。どこからどう見てもストイックな、写真を撮るための機械です。
ストイックなデザインであるばかりでなく、ボタンの配置なども非常によく考えられて洗練されたものになっています。例えばシャッターボタンの後ろにWB、ISO、露出補正ボタンが並んでいますが、これはいずれも絵作りに関係するボタンです。その他の機能は他のボタンやダイアルに任せて他の場所に配置してあります。
リアダイアル周囲の形状、フォーカスレバーの位置、動画ボタンの位置。いずれもなるほどそう来たかと唸るようなものになっています。

大変失礼ながら、あのパナソニックがここまで機能的に洗練されたボディのカメラを出すのは個人的には非常に驚きでした。今までのボディは頑張りや意図はわかるけれどもどこか微妙に残念なところがあるのが定番でしたが、GH3にはほとんど隙らしい隙が見当たりません。ひたすらストイックに写真を撮るための道具であることを追求しています。一眼レフでは当たり前だった世界観がミラーレスの世界にもようやく来たといったところでしょうか。

これは非常に良い傾向だと考えています。ミラーレスカメラも写真を撮るためのシリアスな道具でありうる時代がやってきたのです。

Posted on 2012/09/21 Fri. 15:41 [edit]

thread: デジカメ

janre 写真

tag: ひとりごと  マイクロフォーサーズ  カメラ 

ブラックボックス。 

Sakura #2
(camera: Panasonic LUMIX DMC-G1 lens:LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8)

カメラの進歩とは何だろうと考えた場合、いろいろな見方があるだろうとは思いますが、一つの視点として「ブラックボックス」との戦いであったということが言えるかなと思います。

これはどういうことかと言いますと、昔のカメラはフィルムを現像してみるまで何が写っているのかわからない、そもそもちゃんと写っているかどうかすらよくわからない代物だったわけです。
素通しのファインダーで見てピントを目測で合わせて露出も勘で撮った場合は、ピントが合っているかどうかわかりませんし、出来た写真は真っ白だったり真っ黒だったりするかもしれません。枠だけのファインダーでは撮影範囲も正確ではありませんから、余計なものが写っていたり欲しいところが写っていないかもしれません。

ところがカメラは進歩して一眼レフという機構で撮影レンズを通した光景を見ることによってピントや被写界深度や撮影範囲をかなり正確に確認できるようになり、露出計を内蔵し自動露出機能を得て真っ白や真っ黒写真を撮ってしまうことはなくなりました。
このようにカメラは進歩するにつれて撮ってみなければわからないという部分、つまりブラックボックスの部分をどんどん減らしていきました。

特に一眼レフの機構は優れていて従来の機構が持っていたブラックボックス的な部分をかなり払拭はしましたが、一つ問題が残りました。内蔵露出計と自動露出機能で真っ黒や真っ白写真を撮ることはなくなったとしても、一眼レフの光学ファインダーでは写真がどのくらいの明るさで写るのかまではわからないということです。写真は絞りとシャッター速度の組み合わせによって明るく撮るのも暗く撮るのも自由ですが、光学ファインダーは明るいところでは明るく見えて暗いところでは暗くしか見えません。

写真とは必ずしも目で見えた通りに撮るばかりではなく、あくまで光を使った表現の一種だと考えれば、肉眼で見たままにしか見えない光学ファインダーは写真を撮るためのプレビュー機能としては不完全なものであると言えます。光学ファインダーで確認できるのは、適正露出からどのくらい離れているかという画面外での目安程度しかありません。目安だけで撮るという意味では、目測ピント機でピントを合わせるのと似たような状態とも言えるでしょう。
光学ファインダーにとっては、明るさに関してはブラックボックスのままなのです。

この問題を解決できる能力を持っているのが電子式ファインダー(EVF)、つまりミラーレスカメラのファインダーです。
EVFは写真が明るく写る設定にすれば明るくなりますし、暗くすれば暗くなります。これは特に輝度差が大きな場面や、意図的にどこかを明るくしたり暗くしたい時に有効なものです。
EVFにとっては、写真の明るさはもうブラックボックスではありません。写真を撮るにあたってのブラックボックスがまた一つ減ったのです。

ミラーレス時代のファインダーは、ピントや撮影範囲を合わせるためだけのものではなく、明るさを合わせるためのものでもあると言えるでしょう。ファインダーでピントや撮影範囲を合わせるのは当たり前のことですが、それらと同じ感覚でファインダーで明るさを合わせるのも当たり前という時代になるのでしょう。

Posted on 2012/04/16 Mon. 13:43 [edit]

thread: お散歩写真

janre 写真

tag: ひとりごと  写真  カメラ  マイクロフォーサーズ 

カメラのデザイン。 

Dandelion
(camera: Panasonic LUMIX DMC-G1 lens:LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8)

今回はお散歩マクロに最適なカメラのデザインはどういうものかについて考えてみたいと思います。
これまではカメラの中身、つまり機能や性能的にマイクロフォーサーズを始めとしたミラーレスカメラがお散歩カメラとしていかに優れているかについていろいろと書いてきましたが、今回はカメラの外側、デザインについて考えてみます。

お散歩マクロに有用なものとして、電子式ファインダー(EVF)とフル可動の背面モニター(いわゆるバリアングル式)がまず挙げられます。これらがお散歩マクロを撮るにあたっていかに便利なものであるかはこれまでの記事で何度か書いてきましたので詳しい説明は割愛しますが、この2つは搭載されているのが前提として話を進めます。

まずグリップの形状。ミラーレスは小型ではあってもレンズ交換式カメラですから、右手で持つ部分に関してはしっかりしたグリッピングや取り回しを考えるとコンデジのように完全に平らなものではなくてある程度の出っ張りはあった方が良いだろうと思います。では一眼レフのように大きなグリップであれば良いかというと、そうではないというのがわたしの考えです。ミラーレスカメラでは手持ちで背面モニターを使ったライブビュー撮影も得意分野なので、それを活かすためにはライブビュー撮影も視野に入れたグリップ形状が望ましいと思います。一眼レフのように大きなグリップでは手全体でグリップを握りこむことによって手首が固定されてしまい、せっかくアングルが自由になるライブビュー撮影のメリットを十分に活かせなくなってしまうのです。一眼レフではライブビューは必要ないと言う人がたくさんいますが、それはつまり一般的な一眼レフはライブビュー撮影を視野に入れてデザインされていないのでライブビュー撮影がやりにくいからです。ライブビュー撮影そのものが悪いわけではありません。
ファインダーと背面モニターの両方を使ったグリッピングを考えると、グリップはサイズが大きすぎず前に出っ張り過ぎない若干平べったい感じのものが理想だろうと思います。確実にグリップできることと、自由な角度でグリップできること。これは相反するものですから、そのバランスをいかに上手く取るかがポイントになってくるでしょう。

次にモードダイアルの位置。お散歩写真では気軽に撮ったり気合を入れて撮ったりと、状況に応じて写真に対する集中力が柔軟に変化します。その集中力の変化に応じてプログラムモードや絞り優先モードなどを簡単に切り替えられるようになっているのが望ましいです。撮っている最中にもここはきっちり追い込むべきだと気持ちが切り替わることもありますから、ダイアルの位置はグリッピングの形を大きく崩さずに簡単にモードを変えられる場所、つまり右手の親指を少し伸ばせば回せる場所にあることが望ましいと思います。
(コマンドダイアルはもっと重要ですが普通はコマンドダイアルが変な位置にあることはないのでここでは触れません)

そして各種ボタンの位置。お散歩マクロは撮影条件が厳しいことが多く、ISOやAFポイントなどを頻繁に微妙に操作する必要があります。ボタンが不規則に散らばって配置されていたり、カメラを構えたままでは指が届かない場所に配置されていたり、人間工学を無視しておかしな場所に一直線に配置されたりしていると、そういった微妙な操作に支障をきたします。構えを大きく崩さずに軽快に確実に操作出来る位置にボタンが配置されているかというのは重要なポイントです。

ミラーレスカメラはその構造上、精密な撮影が得意であり、撮影アングルの自由度が非常に高いという特徴があります。精密かつ自由であることは、お散歩マクロにおいて非常に強力な武器となります。これらのメリットを十分に活かすにはカメラの中身の性能を上げるだけでなくデザインでその機能性をアップさせるというアプローチも必要だろうと思います。
最近ミラーレスのデザインにおいて機能性よりも外観上のインパクトなどを優先させる傾向が一部に見受けられますが、今後ミラーレス市場が成熟してくればミラーレスとしての機能性を洗練させたデザインのボディももっと出てくるものと思われます。それはすなわち写真機として新しい方向への更なる進化を意味します。そうなれば、お散歩マクロのみならず写真の世界はさらに一歩前に進むことが出来るでしょう。

Posted on 2012/04/10 Tue. 14:16 [edit]

thread: お散歩写真

janre 写真

tag: ひとりごと  写真  マイクロフォーサーズ  カメラ 

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